私たちの血液の中の白血球は大きく分けて、顆粒球(60%程度)、リンパ球(35%程度)、マクロファージ(5%程度)、の3つに分けられます。この内、ガンやウイルスに対抗しているのがリンパ球なのです。
リンパ球はヘルパーT細胞とキラーT細胞とB細胞とNK細胞があります。ガンやウイルス感染した細胞はマクロファージにより認識されるとヘルパーT細胞に伝えられ、これはキラーT細胞を活性化しガン細胞やウイルス感染細胞を攻撃します。B細胞は抗体を産生し異種細胞の侵入を退けます。
これらとは別にあるリンパ球はがん細胞やウイエルス感染細胞を見つけ独自に攻撃することができます。これがNK細胞です。NK細胞は身体中を常にパトロールし、ガン細胞やウイルス感染細胞をチェックし発見すると、これらを死滅させるシステムになっているのです。
ここで、NK細胞を体外で増殖させたのちに体内に点滴で再移植すると、極めて初期のガン細胞やウイルス感染細胞を排除しやすくなると考えられています。
患者様の血液からがんやウイルス感染の治療に有効なNK細胞を培養しそれを患者さまに点滴で投与する治療法です。その治療の流れを示します。
まず、患者様から小量の血液を採血します
細胞培養施設(CPC)でNK細胞の培養、活性化を行います。この工程に3週間程度かかります。
培養したご自身のNK細胞を、点滴により体内に戻します。